ブラックⅠ-出会い-


「あのね、私もプレゼントあるの。だけどね…その…凄く対した物じゃなくてね…」



レイジからこんな素敵なプレゼントをもらったのに、私のプレゼントのショボさに何だか申し訳なくなった。



「こっちきて」と言ってレイジの手を引っ張って部屋を出る。




向かう先はキッチン。




「あの…これ、ケーキ作ったの」




冷蔵庫の中には私の手作りチョコレートケーキ。




「素敵なプレゼントもらったのに…こんなのでごめんね…」



もしかしたらガッカリしたかもしれない。高校生のくせに、こんな物しかプレゼント出来ない私に。




だけどレイジは、




「お前からもらったモノなら、何でも嬉しい」




やっぱり何処までも優しくてカッコよかった。




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