ブラックⅠ-出会い-
「もう夜中だから、ケーキは明日一緒に食おう」
「うん!そうだね」
「ありがとうな」と言ったレイジは、私の手を取ると廊下を歩き出した。
レイジの部屋のベットはクイーンサイズでかなり大きい。
今日は二人で寝るからいいけど、普段この広さを独り占めしているなんて贅沢すぎるくらいだ。
先にベットへと横になったレイジ。
「来いよ」
さっきは「おいで」だったのに、今回は「来い」らしい。やっぱりこっちの俺様系の方がなんだかレイジらしい。
腕を掴まれ私もその隣へと寝転がると、リモコンで電気を消す。
ドキドキとなり出す私の心臓。
だってこんなにもレイジと近いなんて、心臓に悪すぎる。
「こっち」
「こっち?」なんてレイジへと顔を向けた時にはすっかり私達の距離はゼロ距離で
「…んっ」
レイジの熱い唇が
互いの甘い吐息が
部屋を包み込んでいく。