星月夜のマーメイド
私も変わりました。
大好きな彼が苦しんでいるところを見たくないと思うようになりました。
本当は側で支えたい。
でもその勇気がない。
私のせいで苦しんでいる。
いっそ離婚をした方がいいのか。
もんもんと悩んでも答えは出ませんでした。
ちょくちょくやり取りしていたメールも、1日おきになり、3日おきになり、とうとう彼からは返信も来なくなりました。
その頃、彼の弟が出張で東京に行くので会いたいと連絡をくれました。
弟さんから、彼が悩んで苦しんでいることを聞かされました。
弟さんは、側で支えてくれるなら協力すると言ってくれました。
しかし同時進行で、彼の見合い話も進んでいたのです。
何故その事実を知ったのか、またしてもお義父さんからでした。