籠の中
僕はわけがわからなかった。目の前にいるのはかつて僕が愛していた、いや、今も愛している希。突然消えた、希に見える。栗毛色の髪、誘ってくるような目、タイトな服が似合うボディライン、艶かしい脚。だが、たしかに何かが違う。決定的に違う部分は右ほっぺにホクロがあることだけだ。希にはないが彼女にはある。
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