君への一言を…

「よっ!」

背中を叩かれ前へよろける。
キャッなんて可愛らしい声を
出す隙もなく…


『おはようございます。』

持ち直す。
負けるもんか!!
ふっ
そこまで私は甘くないのだよ…

えっへん( ̄^ ̄)
とかやりながら(心のなかで)
転校してきた怪しいやつ。

渡辺 雄次を見る。

雄「なんだ…
立て直しちまったのか…」

なんてボソボソ言っているのが聞こえる。
私は現実から逃げることが
できない性格のため、


『立て直してはいけませんでしたか?』

なんて虚勢する。
強がりな私の一生懸命な行動。

…なんつってw
何も言わない渡辺 雄次に
イライラした私は、
スルーして部活に向かう。


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