俺様と闘う私『一部・完』
気を失った私が目を覚ました瞬間。
発した第一声は……
「なぁにすんのよーー!!」
だった。
思いだしてほしい。
奴だ。
丁寧に私の体を拭いて、大丈夫か? なんて言う人間ではないということは、もう存じているだろうと思う。
でも。―――でもね?
奴は、私をずるずると部屋の中へ引き連れて、そのままバスルームへ私を放り込み、全開でシャワーを頭からぶっかけてくれたようだ。
なにすんのよーーーー!!
と叫んだ私の第一声は、意識を取り戻した直後の感想として間違いではないはず。
なんだけど……
「元気そうだな」
志貴からはとんでもない返事が返ってきた。
「とりあえず温めとけ」
シャワー全開のまま、志貴は私を風呂場に置いて立ち去った。
―――え、このまま!?
っていうか、なんで温めなきゃならないの?
という疑問にようやく至った私は、気を失う前の記憶に辿り着いた。
発した第一声は……
「なぁにすんのよーー!!」
だった。
思いだしてほしい。
奴だ。
丁寧に私の体を拭いて、大丈夫か? なんて言う人間ではないということは、もう存じているだろうと思う。
でも。―――でもね?
奴は、私をずるずると部屋の中へ引き連れて、そのままバスルームへ私を放り込み、全開でシャワーを頭からぶっかけてくれたようだ。
なにすんのよーーーー!!
と叫んだ私の第一声は、意識を取り戻した直後の感想として間違いではないはず。
なんだけど……
「元気そうだな」
志貴からはとんでもない返事が返ってきた。
「とりあえず温めとけ」
シャワー全開のまま、志貴は私を風呂場に置いて立ち去った。
―――え、このまま!?
っていうか、なんで温めなきゃならないの?
という疑問にようやく至った私は、気を失う前の記憶に辿り着いた。