闇と光 弍


「え、いや、ちょっと待って…」

顔を真っ赤にしながら、頭を抱える大翔。

「急すぎねぇ?」

「一ヶ月待っといた方がよかった?」

私が、そう聞くと大翔はブンブンと首を横に振った。

「でも、愛莉…さっきまで…」

「あれは、嬉し涙」

「嬉し涙…?」

大翔は、首を傾げ聞いてきた。

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