澄んだ空の下で
「今日だけだからね」
「えっ!?今日だけって何?あたしはこれからも誘うつもりだよ?」
「アンタ、ほんと元気だよね」
「元気だけがとりえなの。ねぇ、若菜ちゃん何処行く?ショッピングでもする?」
笑顔満開であたしの顔を覗き込む美奈子は少しだけ首を傾げる。
「うーん…何処でもいいよ。美奈子の好きな所で」
「じゃ、ショッピングしよう」
ルンルン気分な美奈子を見てると、次第にあたしの顔にも笑みが漏れる。
…美奈子は、本当に信じていいよね?
アンタもあたしを捨てちゃう訳?
「…-―ねぇ、若菜ちゃんっ!」
グッと肩を掴まれた衝撃にビクっと身体が上がる。
「あ、…え?」
「どうしたの?さっきから呼んでるんだけど?」
顔を顰めた美奈子は首を傾げながら不思議そうに見つめる。
「あ、ごめん」
「なんか心配事?」
「ううん、別に」
「そっか。…あ、蒼斗くんだ」
突然のアオの名前に視線が上がる。
大通りを挟んだ向こう側に、アオの姿が目に映る。
そのアオの腕にはガッシリとしがみ付く様に女がくっついてた。