澄んだ空の下で
遠目からでも分かる女の子の存在。
昔から見てるけど、綺麗なスタイルさえ変わんない美人さん。
…アオの好きな人。
「…蒼斗くんって、彼女居たんだ」
「え?」
不意に聞こえた美奈子の言葉に反応する。
「うーん…確かにカッコいいし、女の子とよく居る所見るけど、あぁやって、二人で居る所って見た事なかったから」
「……」
「あ、ほら。若菜ちゃんと2人だったらあるけど…だから居ないのかなって、」
そう言いながらアオに視線を向ける美奈子に、あたしは突然ハッとする。
「えっ?アンタもしかしてアオの事スキなの?」
つい、思わず口が開いたあたしに、美奈子は大きく目を見開く。
「え?」
「いや、だからアオの事…」
「え、違う。違う。そー言う意味で言ったんじゃないから」
「そーなの?」
「あ、ほら。蒼斗くんて、若菜ちゃんの事が好きだと思ってたから」
「は?」
思わず素っ気なく返してしまった。
美奈子はバツが悪そうに目を少しだけ泳がす。