僕の可愛いお姫様
「なんでだろう。瑞穂が何を言っても、瑞穂が話す事には、幸せしか無いと思ってた。」
その時の自分を戒める様に、莉世は眉間に皺を寄せた。
そして直ぐに、肩の力を抜いて、カップに手を伸ばす。
一つ息を吐いて、そしてゆっくりと言う。
「『莉世。別れよう。
忘れられない人がいるんだ。』」
莉世を絶望に突き落とすその言葉は、彼女の耳に、どう響いたのだろう。
瑞穂はどういう想いで、その言葉を突き付けたのだろう。
「………え、どういう…こと…。『忘れられない人』って…何…。」
私の声も震えていた。
理解が及ばない。
莉世と交際している以上、瑞穂の「大切な人」は、莉世であるべきだった。
「忘れられない人」とは、つまり莉世と交際する前から、既に瑞穂にとっての「想い人」であったという事だ。
その時の自分を戒める様に、莉世は眉間に皺を寄せた。
そして直ぐに、肩の力を抜いて、カップに手を伸ばす。
一つ息を吐いて、そしてゆっくりと言う。
「『莉世。別れよう。
忘れられない人がいるんだ。』」
莉世を絶望に突き落とすその言葉は、彼女の耳に、どう響いたのだろう。
瑞穂はどういう想いで、その言葉を突き付けたのだろう。
「………え、どういう…こと…。『忘れられない人』って…何…。」
私の声も震えていた。
理解が及ばない。
莉世と交際している以上、瑞穂の「大切な人」は、莉世であるべきだった。
「忘れられない人」とは、つまり莉世と交際する前から、既に瑞穂にとっての「想い人」であったという事だ。