僕の可愛いお姫様
「ここ、いい?」

黙々と食べる莉世を、黙々と見つめていたら、背後から声がした。

振り向けば瑞穂が立っている。

「お、瑞穂もBてーですかぁ。」

おかしな実況をしながら、それでも態度を変えない莉世に、変に意識してしまった自分を窘めながら、いいよ、と席に置いてあった鞄をズラす。

目の前で一緒に食事が出来るくらいには、「元に戻り」つつあるんだな。

今日何度目かの安心をした。
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