花びらとワインとキスと……
「……」
「……」
仰向けになった楠木くんはほんのり酔って色白な頬が少し桜色になっていた。
その表情が妙に妖艶で……私は思わずじっと彼を見つめてしまった。
「桜より先輩見てたほうがいいな……俺」
「え?」
驚いて目を見開くと、彼はぐっと私の体を自分の方へ寄せ……そのまま躊躇なく唇を重ねてくる。
「んっ……!」
冷えた唇。
ほんのりお酒の香りがして、互いの息が混じり合う。
「先輩、ワイン飲んだんだ」
少し唇を離して、そんな事をつぶやき再び唇を塞いでくる楠木くん。
次第にその刺激に本当に酔わされ、私も自分で角度を変えながら彼のキスに応えていた。
(こんなの……彼に見られたら)
彼がここに時間遅れで来てもおかしくない場面だ。
その緊張感が、余計に楠木くんとの行為を過激にし……その甘美な世界に陶酔してゆく――――。
END
「……」
仰向けになった楠木くんはほんのり酔って色白な頬が少し桜色になっていた。
その表情が妙に妖艶で……私は思わずじっと彼を見つめてしまった。
「桜より先輩見てたほうがいいな……俺」
「え?」
驚いて目を見開くと、彼はぐっと私の体を自分の方へ寄せ……そのまま躊躇なく唇を重ねてくる。
「んっ……!」
冷えた唇。
ほんのりお酒の香りがして、互いの息が混じり合う。
「先輩、ワイン飲んだんだ」
少し唇を離して、そんな事をつぶやき再び唇を塞いでくる楠木くん。
次第にその刺激に本当に酔わされ、私も自分で角度を変えながら彼のキスに応えていた。
(こんなの……彼に見られたら)
彼がここに時間遅れで来てもおかしくない場面だ。
その緊張感が、余計に楠木くんとの行為を過激にし……その甘美な世界に陶酔してゆく――――。
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