Suger and Spice




はぁぁぁぁぁぁぁぁ…




最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ。



しかも。


先生はまだ来ていないけど、
生徒は40人、私以外みんな座っている。


空いてる席が私の席だろうけど、

その席の隣が…あの男。



目が合ったら、
また鼻で笑ってきた。




こいっつ………

無視して席につくと、
担任と思われる人が入ってきた。
若。爽やか。
なかなかイケメンじゃん。



「おはよう!
このクラスの担任の、滝本です。
1年よろしくね。」


「はぁーい!」


髪の毛が入学早々明るい女子3人組が、
楽しそうに返事をした。


あーゆー子、苦手…



「ほーい!で、今から入学式だから、
順に廊下並んでねー。」


ゾロゾロと教室から出るみんな。



え、何順?私、どこだろ?


「ねぇねぇ」


トントンと肩を叩かれ振り向くと、
かなり可愛い女の子が立っていた。


「星夏ちゃんだよね?」
「…うん」
「こっちだよ♪」
「そなんだ。ありがとう」
「どういたしまして♪
あ、あたし、舞鶴美風って言うの!
よろしくねっ」
「うんよろしく」


ニコッと笑った美風ちゃん、
かなり可愛い。




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