SAKURA【短編】
特に異常はなく次の日には自宅に戻った


やはり、夢を見ていたのかと


人気の感じられない


自分の部屋を見渡し思う


けれど、


彼に触れられていた感覚が


今も尚、


私の体に充分残っていた


そして、


私の胸元には


鮮やかな色をした


赤く小さな花びらの様な痕が


鮮明に残されているのが


目の前の鏡に映っていた






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