輝く光の中で
私たちも、大学3年になった時だった。

ローズマリーが、「お兄様が、この夏に帰って来るのよ」
と、嬉しそうに話した。

私の胸は、ドキドキしながら、またお会いできるかしら?
と、期待を膨らませていた。

しかし、9月に入って、大学が始まった時、ローズマリーの
様子がおかしくて、心配になり、

「何か、あったの?元気がないわね?」

「・・・・・お兄様の具合が良くないの・・・」

「えっ、・・・・・」ショックだった。

詳しい話はしてはくれなかったが、アルフレッド様は、イギリスで
交通事故に遭い、腕を骨折して入院しているらしく、回復が遅いことに
家族、皆が心配しているとの話だった・・・。

私も、心配で、それから毎日、教会に通い、アルフレッド様の
一日も早い回復を祈った。

10月に入り、ローズマリーにも笑顔が見られるようになった頃
ローズマリーに誘われて、ローズマリーの屋敷に伺った日、
再び、アルフレッド様にお会いした。

それはもう、天にも昇る嬉しさで、声をかけられた時は、心ここに
あらずで、挨拶も上手に出来なかった。

恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・・顔が真っ赤になって行くのが
自分でも解った。

でも、元気になったアルフレッド様を、見れたことは、本当に
嬉しかった。

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