輝く光の中で
「ハルストローム侯爵のクリスティーナ嬢とは、皆様もご承知の
 ように、私の会社で働いてもらってます。
 ただ、それは、あくまで、クリスティーナさんとは、同僚で
 それ以上でも、それ以下でもありません。
 先日、パパラッチにスクープされたのは、たまたま帰りが遅く
 なった為、自宅まで私が、送っただけです。
 クリスティーナさんからも、そう説明を受けてませんか?
 ハルストローム侯爵?」

「うっ・・・・。」何も反論できない侯爵は黙ってしまった。

「先日、九条 万梨阿さんの講演会を聴き、最初は、若い娘が偉そうに
 と思ったが、講演の話を聞くと、とてもしっかりとしていて、
 世界情勢の事も詳しく、ましてや今や世界中が注目している
 九条財閥の兄妹の、妹が、我クレメレン王国に嫁いで来てくれるのなら
 世界各国の注目も浴び、これからの日本と我が国の架け橋にも
 なるだろう。
 何と言っても、万梨阿さん、本人の気品溢れる姿は、国民の憧れに
 なるだろうと、私は思うので、この結婚には賛成だ!」
 
と、一番古株の元老院が発言したら、他の元老院達も

「そうだな、あの娘なら、我が国の民も賛成してくれるな!」

と、次々に賛成論が出てきた。

「ありがとうございます。実は、もう一つ報告がございます。
 私は、万梨阿さんとは留学時代に付き合っておりましたが
 いろいろな互いの事情で、離ればなれになってしまい、
 お互い連絡が取れなかったのです。
 それが、今回、九条との提携で、思わね再会を果たしました。
 そして、再会して初めて知ったのですが、彼女は、私と
 別れた後に、妊娠が分かり、私の子供を産みました。
 この子が、私の子供です。
 万が一、疑いをもたれる方もおりますでしょうから、
 『DNA鑑定の結果』も一緒に付けておきました。
 皆さん、既に、後継ぎの息子もいます。
 九条 万梨阿さんとの結婚を、承認していただきたい!」

と、元老院達には、輝の写真と、DNA鑑定の書類もつけて
元老院達に渡した。

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