輝く光の中で
元老院達は、輝の写真を見るなり、『天使だ』と、言う声が
あちこちから出てきた。

「これは、国民も喜ぶぞ!」

「結婚式は、盛大にしよう。」

と、万梨阿を認める声が次々に上がった。

クリスの父親は、何も言う事が出来ず、苦虫を潰したような顔をしていた。

「皆さん、万梨阿さんとの結婚を認めて頂き、ありがとうございます。
 結婚式の日時や、出席者の選出等、皆さんにご足労かけますが
 よろしくお願いいたします。」

と、俺が言うと父が

「皆、アルの我儘を聞いてくれて、感謝します。まさか、子供まで
 いるとは思いませんでしたが、親としては嬉しい限りです。
 これから、結婚式に向けて、忙しくなると思うが、頼みます」

と、言葉を述べた。

パチ・パチ・パチ・と、拍手が起こった。

これで、第一関門は突破である。

次は、九条の家族だ。

これは、一筋縄ではいかないな、多分・・・・・。
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