輝く光の中で
今日は、輝の検診の日で、予約時間に病院へ入った。

外来では、フェリックス先生が待っていて、

「輝、元気になったなぁー」と、抱っこしてくれた。

「きゃっ、きゃ!きゃっ、きゃ」と、輝は大喜びだ。

「アル、お前達は、どうすることになったんだ?」と、先生が聞いてきた。

「心配かけたな。俺達結婚することになったから。」

「そうか、おめでとう!おめでとう万梨阿ちゃん」

「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」

「うん、何なら、次の子供は、僕が取り上げようか!?」

「絶対、お前には掛からないぞ!産むときは、女医だ!男は駄目だ!」

と、アルが声を低くして言うと

「ハハハッ、アル、お前、本当に万梨阿ちゃんが絡むと、
 独占欲丸出しだな・・ハハハッ・・・」

「・・・・・・・・・・」何も言えないアルだった。

「先生、本当にお世話になりました。輝も、ありがとうだね!」

「フェリックス、ありがとうな。じゃー、また飲みにでも行こうな!」

「おぉー、お大事に」と、先生は、にこやかに輝に向かって
手を振ってくれた。

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