輝く光の中で
翌朝、携帯にアルからメールが入った。

『今日、時間ある? 時間が取れるなら、僕の部屋に来て』

どうしたんだろ・・・・?なんか急用かしら・・・?

そう考えながら、『3時には終わりますから、それからでいいですか?』
と返事をしたら、『待っている』と、返って来た。

まぁーいいわ、昨日莉那からもらった、写真集と日本茶を
持って行ってあげよう! と、少し浮かれながら授業を受けた。

ピンポーン♪

ガチャ 「どうぞ、上がって・・・」

「お邪魔します・・」と、リビングに通され、ソファに座った。

「アル、これ、お土産。日本の写真集なの。あと、これは
 日本茶よ。飲んでみる?」

「ありがとう。頂こうかな。それと、写真集、貰って良いのか?」

「ええー、どうぞ。じゃーキッチン、借りるわね。」

私は、キッチンでお湯を沸かし、ティーパックの煎茶なので
いまいち味は落ちるが、でもいいお茶屋さんの物なので、
それなりに、味も香りもある。

お湯が沸いたから、スイッチを切って、カップを出そうと
したら・・・・。急にアルに抱きしめられていた・・・・。

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