輝く光の中で
毎日、アルからは、メールが来ている。

他愛のないものから、「寂ししい」・「会いたい」・終いには
「愛してる」と、メールが届く。

私も、まだ離れて、何日も経っていないのに、アルに会いたくて
アルの腕で抱きしめられたい・・・。

そう思うのは、自分が心からアルを愛しているんだと、実感する。

1月の3日には、イギリスに戻る事にしている。

アルも、3日には戻るので、あと少しの辛抱だ・・・。

今は、ただ、『会いたい』・『愛して欲しい』・・・・・。

自分の恋心を持て余しながら、時間を過ごしている。


今日は、智のマンションで、莉那、蕾、瑠璃、智に颯さんそれと
拓海さんの七人で、夕ご飯を食べることになっている。

午後から、莉那とスーパーへ買い出しに行き、夕方には、女4人が
集合し、キッチンで料理を始めた。

皆、それぞれ料理は出来るが、4人で集まると、なぜか中心に
なるのが私だ。

私が、メニューを決め、段取りをし、皆に指示を出す。

こうして出来上がった頃には、男、三人がやって来た・・・。


「「「「「「「 かんぱーい」」」」」」」

「今年も、お疲れ様でした~」と、賑やかに、莉那が言い

「来年も、よろしく~」と、颯さんが言った。

皆で、ワイワイ盛り上がり、その日は、結局、日付が変わるまで
騒ぎ、その後解散したが、私は、智のマンションに泊まった・・・。


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