Hina
「うーん、まあいいけど、じじいには絶対触るなよ。例えじじいが死にかけてもな」
「やだあ~、コージばってばやきもち焼きすぎぃー」
妃菜は顔を赤くして、俺の胸をどんっと叩いた。
「げほっ・・・・・・げほっ、げほっ」
叩かれて思わずむせたが、妃菜の嬉しそうな顔につられ、俺も笑顔になった。
無事一件落着。
それにしても妃菜が俺よりも豚を取るかもしれないと疑うなんて、俺も情けない男だよな、全く・・・・・・

