Garnet~大好きの伝え方
言い切った、と思った。

相手は加奈じゃなくて西村さんなのに、なぜか妙に爽快だった。

自分に、正直なったからか。まるで一皮むけたような。

「ふふふぅ♪」

とまた笑った西村さんが、突然立ち上がる。

うむ、となにかに納得したらしい彼女は、良子し手を当てた。仁王立ちだ。

「その言葉を聞けたなら、安心じゃのう」

「え?」

なにキャラですか、それ?

「私ね、ずっと不安……っていうか、不信だったの、ヨシくんのこと。加奈ちゃんを大事にしてるのは分かったけど……ヨシくんは、自分の手で加奈ちゃんを大事にできるのかなって」

「自分の手で……?」

「意味、わかんない?」

と、彼女はまた小首をかしげた。さらさらこぼれるチョコ色の髪を耳にかける。
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