トールサイズ女子の恋
総務課のお昼時間は、恋バナ時間となるみたい。
午前中は木村さんを含め総務課の人たちから業務を教わり、午後からは備品のチェックを行う流れで、今はみんなでお昼休みの時間で、私はお昼ごはんは地元で買ってきたので、自分の机の上に広げて食べる。
今日は朝も早くて久しぶりに頭をフル稼働してたから、ごはんがとーっても美味しい。
「星野さんって、前はどんな仕事をしていたの?」
「前は印刷会社で、事務をしてました」
「私はコールセンターで働いていたけどね、クレーム対応に疲れちゃって。だからここに転職したんだけど、星野さんはどうして四つ葉出版社に?」
「えっと……、スキルアップしたくて…。それにここの雑誌をよく読んでいるで、働いてみたいなぁと」
向かいに座る女性社員から私が前にいた会社の話になり、私は元カレと別れたことで退職したとは言えなくて、そこは伏せて誰でも納得することを言って誤魔化しちゃった。
ここで働きたいっていうのは間違いじゃないし、せっかく転職出来たのにバカ正直に『失恋しちゃって会社を辞めました』なんて言ったら、仕事がやりづらいもの。
言わなければ大丈夫、大丈夫…と何度も自分の身長で失恋しているからこそ、気持ちに蓋をすることが当たり前になっている。
「星野さん?」
「へっ?ああ、すいません。ボーッとしちゃってました」
「初日だし、疲れが出ちゃうよね」
「そうなんですよ、朝も早くて満員電車に乗るのも大変でした」
「分かる、分かる」
みんなもうんうんと頷く。
「今月のタウン情報部が発行した雑誌、読んだ?」
「まだ読んでないです」
「S駅エリアを特集していて、今度彼と一緒に雑誌に載っていたお店に行こうかなーって」
「いいなぁ。私なんて、2週間も彼に会ってないですよ」
何処の職場にだって恋話はあるもので、向かいに座っている女子社員たちはその話で盛り上がる。
私は今のところ恋愛休息中なので、自分からは話に入っていかずに相槌をするだけにしておいた。
午前中は木村さんを含め総務課の人たちから業務を教わり、午後からは備品のチェックを行う流れで、今はみんなでお昼休みの時間で、私はお昼ごはんは地元で買ってきたので、自分の机の上に広げて食べる。
今日は朝も早くて久しぶりに頭をフル稼働してたから、ごはんがとーっても美味しい。
「星野さんって、前はどんな仕事をしていたの?」
「前は印刷会社で、事務をしてました」
「私はコールセンターで働いていたけどね、クレーム対応に疲れちゃって。だからここに転職したんだけど、星野さんはどうして四つ葉出版社に?」
「えっと……、スキルアップしたくて…。それにここの雑誌をよく読んでいるで、働いてみたいなぁと」
向かいに座る女性社員から私が前にいた会社の話になり、私は元カレと別れたことで退職したとは言えなくて、そこは伏せて誰でも納得することを言って誤魔化しちゃった。
ここで働きたいっていうのは間違いじゃないし、せっかく転職出来たのにバカ正直に『失恋しちゃって会社を辞めました』なんて言ったら、仕事がやりづらいもの。
言わなければ大丈夫、大丈夫…と何度も自分の身長で失恋しているからこそ、気持ちに蓋をすることが当たり前になっている。
「星野さん?」
「へっ?ああ、すいません。ボーッとしちゃってました」
「初日だし、疲れが出ちゃうよね」
「そうなんですよ、朝も早くて満員電車に乗るのも大変でした」
「分かる、分かる」
みんなもうんうんと頷く。
「今月のタウン情報部が発行した雑誌、読んだ?」
「まだ読んでないです」
「S駅エリアを特集していて、今度彼と一緒に雑誌に載っていたお店に行こうかなーって」
「いいなぁ。私なんて、2週間も彼に会ってないですよ」
何処の職場にだって恋話はあるもので、向かいに座っている女子社員たちはその話で盛り上がる。
私は今のところ恋愛休息中なので、自分からは話に入っていかずに相槌をするだけにしておいた。