月明かりが照らす廊下。

『ん?
どうした。』


「浩仁・・・」




このまま別れるのは寂しいから、少し甘えようかな。




浩仁を見つめてみた。








『どうした・・・?』



まだずっと、見つめてみる。




そして、浩仁の頬を撫でた。





『い、一紀・・・。
ここは、学校だから、』



「ねぇ、浩仁。」


『っ・・・。
その顔、だめだってば』



「んふっ・・・」






浩仁は何かに吹っ切れたかのように、貪るように、キスをしてきた。



「んっ。・・・ふ」


やらしい水音しか聞こえない廊下。


浩仁の表情も見えないほど、暗い。



「んん、んっ」



そのままの成り行きで、押し倒された。









「あ・・・。
浩仁?」


『さすがに、学校だからやらないよ。』


「だよね、少しびっくりしt...」



それでもキスをしてくる。






『・・・ん』







浩仁の声に、もの凄く興奮する。

私も、浩仁の舌を吸ったり、絡めたりしてみた。


< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop