月明かりが照らす廊下。
『ん?
どうした。』
「浩仁・・・」
このまま別れるのは寂しいから、少し甘えようかな。
浩仁を見つめてみた。
『どうした・・・?』
まだずっと、見つめてみる。
そして、浩仁の頬を撫でた。
『い、一紀・・・。
ここは、学校だから、』
「ねぇ、浩仁。」
『っ・・・。
その顔、だめだってば』
「んふっ・・・」
浩仁は何かに吹っ切れたかのように、貪るように、キスをしてきた。
「んっ。・・・ふ」
やらしい水音しか聞こえない廊下。
浩仁の表情も見えないほど、暗い。
「んん、んっ」
そのままの成り行きで、押し倒された。
「あ・・・。
浩仁?」
『さすがに、学校だからやらないよ。』
「だよね、少しびっくりしt...」
それでもキスをしてくる。
『・・・ん』
浩仁の声に、もの凄く興奮する。
私も、浩仁の舌を吸ったり、絡めたりしてみた。