ケータイ彼女に恋して
「ミズキ…起こした方がいいかな?」
俺のその言葉を聞いて、リエという子は驚いた顔を見せたが、すぐに冷静に言い放った。
「無理。アルコール入ったら、ちょっとやそっとじゃ起きないから、ミズキは」
「…それより瞬クン、ミズキってもう呼び捨てにしてんの〜?やるじゃん!!」
続けざまに、にこやかに付け足した。
「あ、あぁ…。気付いたら、いつの間にか…」
自分自身、キョトンとしているのが分かった。
そう言われるまで、気が付かなかった。
頭の中でだけ呼び捨てだったのが、いつの間にか自然に出てたんだな…
ま、そういうもんだろうと思うし、最初はわからなかったけど、
今となっては、ミズキは幼なじみの"みっちゃん"だったと認識できた訳だから。
呼び捨ても当然。
「瞬クンはミズキのこと、どう思う?」
俺の頭の中の切り替えも空しい程に、リエという子は、ずけずけと聞いてくる。
「どうって?」