この恋は、絶対に秘密!
治まらないイライラのおかげで早足で自分の部屋へと向かう私に、未来くんは悠々といつもの調子でついて来る。



「それはそうと、せっかく珍しく僕が朝食作ったっていうのに食べて行かないの?」

「あ……ごめんなさい!友達と一緒に食べて来ちゃって」

「ふ~ん……」



未来くんは足を止めて私の顔をじーっと見つめてくる。

ゆっくり近付く女の子みたいに可愛らしい顔に、思わず後退りした私はトンッと壁に背中をついた。


……何?私、何も変なこと言ってないわよね!?



私の顔の横に手をついてぐっと距離を縮める彼にドキリとしてしまうのは、嘘をついているやましい気持ちがあるからだろうか。


それを見透かされまいとなんとか目を逸らさないでいると、未来くんがゆっくり口を開く。


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