この恋は、絶対に秘密!
「瀬奈ちゃん、またそのコの家にお世話になるつもりでしょ?」



──ギクッ。

な……何でまた家出を考えてるってわかったの!?



私の一瞬の動揺を見逃さなかった未来くんは、怖いくらいにニッコリと笑う。



「やっぱり図星だ」

「ちっ、違うから!!」

「絶対そうでしょう。瀬奈ちゃんは単純だから何考えてるかはなんとなく想像つくんだよ。僕には、ね」



したり顔の未来くんが憎たらしく思えてくるけど、本当のことだから悔しいことに反論出来ない。


子供みたいにむくれていると、不意に彼は私の頬に手をあてて顔を上向かせ。
悪戯っぽくニッと右の口角を上げた。



「それなら僕の家においでよ」

「──へ…!?」


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