この恋は、絶対に秘密!
すごすごと自分のデスクに戻り、伝票の束を眺めながら頭を抱える。


何か打開策はないものか……

そう考えた結果、岬さんが寝るまでどこかで時間を潰すしかないという結論に至った。


一緒に生活し始めて気付いたのだけれど、岬さんは遅くても22時には寝ている(なんて健康的!)。

だから寝てくれていることを願って22時以降に帰るしかない!



そう決めて、私はバッグの中からスマホを取り出した。

知恵美ちゃんがいれば誘うのだけれど、今日は彼女も早く帰ってしまったからもういない。

他に、急なお誘いにも乗ってくれそうな友達といったら鈴音くらいだ。



“突然だけど、今日これから一杯やりに行きませんか!?”

と、さっきの専務のセリフが頭に残っていたらしい私は、オジサンみたいなメールを鈴音に送った。


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