この恋は、絶対に秘密!
鈴音の返信はすぐに来て、幸い何も予定はなかったらしくOKをもらえた。


仕事を終わらせてすぐにここを出れば19時半には会えそう。

時計を見上げて時間を確認し、私は再び残りの仕事に取り掛かった。




──鈴音と待ち合わせたのは、私達がよく行く小料理屋。

個室になっていて、和モダンのお洒落な雰囲気がお気に入りのお店だ。


予想通り19時半に着くと、鈴音はもう来ていて席を取っておいてくれた。

店員さんに案内されて個室を仕切る暖簾を潜ると、鈴音がにっこりと笑って軽く手を振る。



「せっちゃん、お疲れ様~!」

「ごめんね!急に呼び出して……」

「いいんだよ、私も会いたかったし。それにしても……
せっちゃん、相変わらず地味だねぇ」



私は掛けたままだったことを忘れていた黒縁眼鏡を取って苦笑した。


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