この恋は、絶対に秘密!
また無防備な寝顔をしっかり拝みたいところだけれど、ひとまずこの地味な服装は変えなければ、と寝室に向かう。

そしてラベンダー色のワンピースタイプの部屋着に着替えて、リビングに戻った。


とりあえず電気を豆電球の明かりにしてソファーの横にしゃがみ、オレンジ色の明かりに照らされる岬さんの顔を見つめる。


やっぱりいつ見ても綺麗だ。

睫毛も長くて、すっと鼻筋が通っていて。
薄すぎず厚すぎない形の良い唇も……



『彼の寝込みにキスぐらいしちゃいなよ』



……もうっ!
鈴音が変なこと言うから意識しちゃうじゃないのよ!


徐々に心臓が早鐘を打ち始め、イケナイ好奇心と欲求がムクムクと沸き上がってくる。

私、おかしいかも……絶対酔ってるせいだよ。


彼の唇に触れたい、なんて──。


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