この恋は、絶対に秘密!
「あの、岬さん……どうしてここに来たんですか?」



すると、彼は私の手を繋いだままゆっくり振り返る。



「さっき君の家に行ったら、お母さんがここにいるって教えてくれたんだよ」

「……えぇぇ!?」



家に行った?
お母さんに会った?

どうして!?


そんな私の疑問に答えるように、彼は私をまっすぐ見据えてこう言った。



「君に会いたかったんだ、絵瑠……
いや、……瀬奈」




──え……?


心臓が止まるかと思った。

だって今『瀬奈』って……言ったよね?

急激に胸の鼓動が早まっていく。



「……ど、して……?」

「ごめん、結構前から気付いてた」

「うそ……」


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