その恋、取扱い注意!
******

「ん……」

ガンガン頭に響く音……目覚まし……。

「うる……さいよ……」

ぅん……でも、この音は……。

自分の目覚ましの音ではなかった。

えっ?

うつ伏せの頬にあたるいつもと違う肌触りのシーツ。

サーッと青ざめていくようなヤバい感じ。

その時、目覚まし時計が最後の「チン!」の余韻を残して止まった。

私?

重い瞼をうっすら開けてみた瞬間、背を向けた隣の男に驚く。

弾かれたように飛び起きて――

ドサッ!

「痛―いっ!」

床に落ちた私。


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