その恋、取扱い注意!
「お前、何やってんの?」


へっ?


湊がベッドから落ちた私を見ていた。


「湊っ!? なんでここにいるのっ?」

「なんでここにいるのって、ここ俺んち」


肘を付き、手に顎を乗せて見ている湊は笑いを堪えている。


「どうして、私が湊の家にいるのっ?」


昨日のことを思いだそうとペタンと床に座ったまま考える。


「さあね。よく考えてみろよ」


湊は立ち上がり伸びをする。
その姿に心臓が跳ねた。


Tシャツにスウェット姿は見慣れている。
だけど、いつもと勝手が違う。


湊の家にいるせいか、変に意識してしまいそうだ。


「お前、寝相悪いな。なんどベッドから落とされそうになった事か」

「もうっ、なんで私がここにいるのか、教えてよ!」

考えても何も思い出せない。
『美人堂』で眠っちゃったんだよね?……その後が全く記憶にない。

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