その恋、取扱い注意!
「君か……」

「はい。私のせいでミミさんの手が不自由になってしまったので、治るまでお夕食作らせていただきたくて」

「……これ、冷蔵庫にしまってくれる?」

湊は手にぶら下げていた買い物袋をアリサさんに渡すと、寝室に入っていった。

買い物袋を受け取った亜里沙さんはキッチンへ。私が冷蔵庫に入れた方がいいのかも。そう思いながらも、湊の気持ちを考えてあとを追った。

ネクタイを外している湊に近づく。

「湊、ごめんね。食材まで買ってきてくれたのに……」

「いや、彼女が作ってくれて助かったよ。痛みは?」

「少しだけ」

「よかった。でもまだ動かせそうもないな。今日の風呂は寝るなよ? ミミは重いから」

「もうっ! 絶対に寝ませんからっ」

「嘘だよ。寝たらいたずらするからな。ま、寝なくてもするけど」

「えっ……もしかして、昨日……意識のない私を?」

「昨日はやってねえよ。昨日は重病人だったしな。俺を変態扱いするなよ?」

「どうしようっかな」

湊の言葉に笑った。

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