4文字のあいしてる【完】
『運転士になりたいなんて思っていない』


その言葉は重たい。でもこの3年間どこかで感じてきた違和感。


そっか。私はもうあんな風に真っ直ぐ夢を追えていないんだ。


そして・・・圭吾と離れなくちゃいけなくなったこの夢を後悔してしまってるんだ。


でも、2人と約束した。
だから夢を叶えるしかない。


私は無理やり運転士にならなきゃいけないと思ってたんだね。


「・・・かなでん。運転士は人の命を預かる仕事だ。自分のミスが命取りになる。まだ若いんだ。焦らなくていい。少しだけその夢を忘れなさい」


「・・・春山さん。私はどうしたらいいですか?私から夢を取ればもう何も残らない。どうしたら・・・」
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