4文字のあいしてる【完】
圭吾と別れた日から絶対に流さないって決めてた涙。


『わらって』って言ってくれたから絶対に笑っていようと思ったのにいつからか消えてしまった笑顔。


私は笑うことも泣くこともできずに人形のようになっていた。


久しぶりに感情的になったのにやっぱり涙は出なくてただ春山さんに3年前のことを話してしまった。




「そっか。夢のために、お互いのために別れたのか。だからかなでんは3年前に試験を勧めたとき断ったんだな。でもあのときからずっと思ってた。かなでんはここに来たときと変わってしまったんだなって。それでもこの3年間何も言わなかったのは何かに夢中になってないとかなでんが崩れてしまいそうだったからさ。でももう見てられなくて今日声を掛けたんだ」




「春山さんはすごいですね。私も考えないようにしていたけれどそうだったんだと思います」
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