無題

キーンコーンカーンコーン


3時間目。国語。担任の先生、川端先生の授業です。

『えっと…国語の授業をする前に、1ついっておきたいことがある。えー…明日、有川が学校にくるみたいなんだ。』


みんなざわざわしはじめた。
私もビックリして隣の席の桑田さんと目をあわせた。
このクラスで1番驚いていたのは、倉海だった。

倉海は、驚いて口を開いたままだった。


『静かに!!』

『静かにしてられっかよ』

『そだ!そだ!てか、きたらダメなんじゃないの??』


一瞬、静かになった教室がまた騒ぎだす。


『たしかに学校にくるのは、いけないが…せっかく学校にくると、自分の意志をもっていってるんだ。それを無視するわけにいかないだろぉ』


それもそう…


なんておもえません。こわいです。有川にあうのが…


『まぁ、そういうことだ。今日の終学活の時、有川の机を教具室からとってこないとな。ということで、教科書71ページあけて。』

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