my sweet love~second~
ピッピッピッピッピッ
鳴り響く電子音で目が覚めた
意識が戻った体でまず感じたのは
軽くなった鈍痛、怠さ、頭痛…
寒気いがいの全ての症状が
軽くなっていて
私の寝起きの頭を少しだけ
ホッとさせてくれた
口には酸素マスク
体には心電図
その上から被る毛布
状態の悪さが思い知れる
今ナースコールをしても
話せる自信がなくて
ナースコールは押さずに
誰かが入ってくるのを待った
5分ほどして
開いた病室の扉の向こうには
私が一番会いたかった龍の姿があった
龍は病室の扉を閉めて
私に近づいてから気がついた
「ゆず!?」
「りゅう」
「よかった…ほんとによかった
体は大丈夫か?」
「すこし良くなったよ」
「救急外来きたの覚えてるか?」
「うん。」
「あれから2日だよ
目覚めないからほんと心配した
柚が眠ってる間に検査した
それで急性腎盂腎炎だった」
「急性…じんうじんえん?」
「体の中に菌がはいって
それが腎臓に行っちゃって
腎臓で炎症おこしてる
背中の痛みがあったから
すぐ分かったよ
病院いったときわかんなくてごめんな」
「ううん大丈夫…
だけど………入院?」
「抗生剤飲んで安静にしてれば
一週間くらいで治るはずだから
今回はお家で大丈夫だよ」
「よかった…」
「まぁ俺としては入院したほうが
ご飯とかもきちんと出るし
安心なんだけどしたくないでしょ?」
「……うん」
「だから良いよ
心臓のほうの薬も含めて飲んでね
前みたいな副作用はでないから」
「ん」
「じゃあ後で迎えに来るから
一緒に帰ろうな」
そう言い残して
龍は病室をでて行った