前髪少女の秘密?!
【優紀side】
や、やっちゃった。
藤瀬君……見てたかな、
……膝蹴り。
普通の女の子は膝蹴りなんかしないよね……。
というか、夕鬼でちゃったし?
それを見られてたらホント終わりだなぁ……。
バレてたらどうしよう?
言い訳?
…………脅し?
いや、脅しちゃダメだよね。
《いいんじゃねぇの?》
いや、ダメダメっ。
夕鬼は別にいいのかもしれないけど、
表は私なんだからね。
ともかく、と思い学校の外に出る。
ばくばくと動く心臓を抑えながら、ゆっくりと路地に入った。
ケータイを開いてひなちゃんにメールする。
『どーしよう、藤瀬君に膝蹴り見られた!』
慌てすぎて簡潔すぎた…。
ともかく送ってしまったので返信を待つ。
まあ、そこはひなちゃん。
1分も待たずに返信が来た。
『どんな状況よ、それ』
……ごもっともで。