前髪少女の秘密?!



「え、えぇっと……」

「その……」

どもりだす女の子たち。

いや、全部見ましたから。

まあ、あんま苛めるつもりはないので、そうそうにとどめをささしてもらう。

「ここ、監視カメラあるから。全員、何かしら処分受けるだろうね?」

そりゃぁもう満面の笑みで。

何かしらというかうまくいけば退学させられるか?

見せしめ見せしめ。

「っ……あの!」

「ハイ、さよーなら。高野、行くよ」

何か言おうとした誰かを遮って、高野の腕をつかんで中庭を出た。


「んで、何があった?」

「あわっ……いや、その」

中庭から校舎を挟んで反対の、第二中庭へ来た。

こっちは日当たりが悪いから、いつも人がいない。

夏は重宝だけどね。

と、俺が隙を作った瞬間、

「すいませんでしたっ!」

「え?」


と、走って逃げられてしまったのだった。

……ってえぇ!?




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