前髪少女の秘密?!
――それから1時間、授業中には帰ってこなかった。
高野が帰ってきたのは休み時間になってから。
ソロソローっと静かに入ってきたから誰も気づかない。
けど。
「なぁ、前の時間何してたんだ?」
俺は気になる。
授業をさぼるような奴には見えないのに。
「ちょっと体調悪くなっちゃって……」
苦笑い。
なにか隠してるけど、言いたくない事を無理矢理言わせるような奴じゃ俺は無い。
「そっか……?」
一応ハテナを付けてみたけど、高野は気まずそうになにも言わない。
しばらくしてなにか思いついたのか、
「えっと……藤瀬君何センチあるの?身長。す…すごい大きいよね!」
焦ったように一気に喋りだした。
一応答えないわけにはいかないので。
「あ…まぁ。189あるかな。190までもう少しって感じ」
俺も苦笑いで答えた。
でもって、
「高野も大きいよな、女子にしては」
きっと170近くあるはず。
「だ…だよね……大きいよね……」
ヤベっ……
「あー!ゴメン。気を悪くしたなら謝る」
もう謝ってるけどね……。