前髪少女の秘密?!




「…うぅ……」


憂鬱な気持ちで教室に。


「あ、優紀!!大丈夫?」

「蘭ー…。地球は回ってるよ~…」

もう涙目。

だって…、全校生徒何百人の前で倒れたんだよ!?

ホントに退学届出そうかな……。


「もうっ…。優成さんが運んでくれたのよ?(悲鳴が絶えなかったけど)」

「なんかボソっと怖い言葉が聞こえた…」


まぁ、そこらへんについては大丈夫だよね。

兄妹だし。


「まぁ…仕方ないとして、もう帰ろ?」

「あ…もうこんな時間なんだ…。うん、帰ろ…」


思ったより寝てたらしい。

道理でスッキリ(泣笑)


「よしよし。泣かないの…」

「うわぁ~ん…蘭ー…」


子どものように慰められる私…。

実際まだ15歳の子どもですけどね?


背だって、…170近くあるんだから…(泣)

おかげで、蘭は頭を撫でるのはきついからって背中をさすってるもん…。


女の子としては背が高いってあんまり嬉しくないんだよね…。








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