前髪少女の秘密?!
ルンルン気分で教室へ戻ると…
……女子の皆さま方の視線が痛い。
私穴空いちゃうよ。
夕鬼が言うに藤瀬君が運んだかららしいね。
藤瀬君モテるからねぇ…確か。
でもなんかタラシとか言われてるんだよね。
なーんでだろ?
寝ぼけた私は女子の視線をものともせず。
さっさとバッグから弁当と携帯を出した。
『プルルルル―――もしもし!?』
「あっ、蘭?今どこー?」
『あちゃぁ…。私今保健室前。すれ違っちゃったみたいだね…』
やっちゃった。
「じゃ、私そっち行くから待ってて?」
言うなり切った。
だって、私はこんな視線の中お弁当食べたくないし。
言えば分かってくれると思うけど…。
このまだ視線が集まってるなかそんなこと言うのもあれだし、
ともかく私はお腹がすいた!!!!!
ので、急いで保健室前まで~。