冷たい彼
「そうよ!私達は清水さんみたいにひどいこと言ってないじゃない!」
「そ、そんなに言わないでください!何で4対1でそんなに責めるんですか!」
私は間に入った、だってこのままじゃ綺沙樹ちゃんが可哀想すぎる。
先にいろんなこと言ってきたのはあの女の子達だもん…
綺沙樹ちゃんも言い過ぎだけど…これはいけないと思うから…。
「先にいろんなこと言ってきたのはそっちですよ!何で蜂谷さんもそっちの女この味方をするんですか!?見損ないました!」
私がそう言うと蜂谷さんは少し顔を歪めた。
「…沙彩ちゃんにはわからないよ」
「えっ…?」
もういいわ。沙彩ぬけましょう?」
綺沙樹ちゃんは私の手を掴みどこかに向かってズンズン歩く。
「綺沙樹っ!!」
そんな蜂谷さんの声が聞こえたけど…綺沙樹ちゃんの心には届かなかった。
「やっちゃったぁ…こんな風にしたかったわけじゃないのに…」
「蜂谷様?」
「俺、本気で君たちの味方した訳じゃないよ。勘違い…しないでね」