冷たい彼

「ん…、皇雅…さん?」
「沙彩!?」
「ここ…病院?」
「あぁ…美鶴のことは春真が話つけに行った」
「は、春真が!?ってゆーか、皇雅さん大丈夫!?あんなに…殴られて…ふぇ…ゴメンなさい、私の…せいで…」

沙彩はいきなり泣き出した。

「ハァ!?何泣いてんだよ!」
「ゴメンなさい…」
「俺は大丈夫だから、泣くんじゃねぇよ…鬱陶しい」

俺は…春真の言ったことが頭にちらつきこうやって沙彩を突き放すことで自分を守る。

「…ゴメンなさい…でもっ、心配っで…」
「悪かったよ、俺は無事だから泣くなよ」
「うん…」

沙彩に泣き顔なんて似合わない、こいつに似合うのは…

「笑え、沙彩」
「!!…うんっ」



この、向日葵のような笑顔。







< 188 / 337 >

この作品をシェア

pagetop