冷たい彼

「いや、いい…」

「何か、ゴメンね?」

「だいじょぶ…」

春真が起きあがり私に寄りかかったその時…

「あぁー!春真さんじゃないッスか!」

「本当だ!あれ、沙彩さんじゃね?」

「スゲー、こんなところに!」

大きな声が聞こえた。

「うっわ、最悪…。耳に響く…」

春真は怠そうに走ってきた3人を見た。
この人達…誰?

「こんちわっ!俺、RAITIのメンバーッス!」

「俺も!」

「俺もッス!春真さんデートッスか!?」

RAITIの…ってことは皇雅さんを、傷つけた人?
私は視線を外した、あんまり思い出したくない。

あの時は…本当に嫌だった。
私の事じゃない、皇雅さんが殴られるところを見てしまったことが…本当に嫌だった。



< 273 / 337 >

この作品をシェア

pagetop