冷たい彼
そんなに、思ってくれてだんだね、春真は。
でもね…悲しかった。
「私…春真が弟で良かったって思ってた、でも…春真は「違う!」
わかってる。
頭の中では…わかってるんだよ…。
けど、心がね、わかってくれないの。
「知ってる、春真がっ…そう言う意味で言ってるんじゃないって。ふ、ぇっ…でもねっ、心が、わかってくれないんだ…」
泣きたいのは春真だって、それもわかってるけど…どうしようもなく涙が出てくる。
「春真、ありがとう…でも、無理なんだ。私は…ヒック…皇雅さんが好きなのっ…」
「ん、知ってる。でも、どうしても伝えたかった…答えなんかいらなかった。……もう、大丈夫だから」
「だ、いじょぶ…?」
「明日には、忘れる。だから…いつもどうにに接してくれよ?」
春真は、悲しい笑顔で笑ってた。
「っ…」
「ほら、降りろよ」
そう言って手を伸ばしてくれる春真は、どこまでも優しくて…私の大好きな弟…。