冷たい彼
にこーっと笑ってさりげなくドアを開ける皇耶さん。
…って、えぇ!?
「皇耶、そんなことしてたら皇雅に殺されるぞ?」
「今皇雅いないし大丈夫♪じゃ、沙彩ちゃんよろしくね♪」
ぽんっと背中を大されて階段の前にたった。
…本気で皇紀くんを起こすの?
え、ってゆーか勝手に皇紀くんの部屋には行っていいのかなぁ?
階段を上って皇紀くんの部屋の前に立つ。
確か1番右が皇紀くんの部屋だった気がする。
皇雅さんが言ってたから。
コンコンッとドアを叩いてみても返事がない。やっぱり入るしかないのかなぁ…?
「し、失礼しまぁす…」
そろぉ~っと皇紀くんの部屋に入ってみる。
皇雅さんとは違ってバスケをしているのかスラムダ○クとか選手のポスターが貼ってあって中学生の部屋って感じがした。