冷たい彼

いや、皇雅さんが大人びすぎているだけか。
と1人で笑った。
ベットは部屋の1番左端にある。

「皇紀く~ん……っ!!!」

な、ななな、何この可愛さっ!

スヤスヤと規則正しい寝息が聞こえてくる。
色素の薄いふわふわの髪と色白の肌は少し日が当たって儚げに輝いている。
今は伏せられているけど女の子でもそうそういない大きな瞳と長いまつげ、かっわいぃ~…。

写メちゃおうかな…何て変態みたいなことも考えた。

「こ、皇紀く~ん。起きて?」

ほっぺをつんつんしてみたけど起きる気配はない。

う~ん、どぉしよう…?

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