冷たい彼

「あっ、ごめんなさい。つい…」

愛姫さんははっとしたように謝った。

「…お前さ、」
「皇雅さん!えっと…女の子に手をあげちゃ「おもろいな、お前」

…え?

「大丈夫だから、もう女に手はあげねぇよ」

そう言って皇雅さんは私の頭をなでた。
い、今絶対私真っ赤だぁ…。

「水かけられるとか、思わなかったし。貧弱そうに見えてぶっ飛んだことすんのな」

皇雅さんはクスっと笑う。
か、カッコいい…!

「ご、ごめんね?皇雅くん…」
「俺にも日があったからいい。気にすんな」
「ありがとう」

わぁ、絵になるなぁ。
皇雅さんと愛姫さんと桜庭さん。
さっきから周りの人がちらちらこっちを見て驚いている。

「それでね、私…皇雅くんにどうしてもお礼が言いたかったの」
「礼?」


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